【青年海外協力隊活動報告】キノコ栽培セミナーの開催

協力隊活動

bonjour!!

カメルーンに来てからというもの、月日の流れが早すぎて全く頭が追いついておりません(笑)。ちょうど去年の今頃は会社の休職が決まって、引き継ぎ作業に奔走しておりました。一番の繁忙期だったこともあり、周りに迷惑かけっぱなしだったけどそれでも背中を押してくれた上司、先輩を思い出す度に「マジで頑張らんといかん」と身が引き締まる思いでございます。

そんなこんなしているうちに、配属先に赴任してからは3ヶ月が経ちました。「3ヶ月しか経ってないのか」という見方もできるし、「もう3ヶ月も経った」のか。という見方もできる。僕はどちらかというと後者の捉え方をしてしまい焦燥感に駆られておりました。

そしてようやくですね、ようやく!!タイトルにもあるようにキノコ栽培セミナー開催を開催することができました。実際に開催すると決めてから実施するまでの準備期間は2ヶ月もかかっております。

関係機関への諸連絡。必要経費の算出、必要材料の調達、計画所の提出、etc….

骨が折れまくりましたが、終えてみると不思議な達成感たるものを少し感じました。やって終わりにはならないよう、ここからの活動が大事かなと思っています。

今回は、キノコ栽培活動を実施するに至った背景から今後の展望をご紹介させてください!!

キノコ栽培セミナー開催の背景

キノコ栽培セミナーの開催は、よく事務所に訪れる彼の一言から始まりました。僕のフランス語の講師兼相棒。ムーディーです。

「キノコ栽培やってみたいんだけど」

「簡単に作れて、儲かるらしい新聞で読んだ!!」

「儲かるの??めっちゃいいやん!!」

もうね、すかさず飛びつきましたよね。僕の配属先は新規での要請でもあったので引き継ぐ活動なんてものはございません。

やることがない恐怖。これをカメルーンに来て初めて感じました。

日本で仕事をしている時はやることだらけ。それをいかに効率良くこなし、自分の自由時間を確保するか。それしか考えていませんでした。それが、ここカメルーンでは「自由な時間をいかに仕事に割くか」これしか考えていません笑それくらい、自分から仕事を探しに行かないと本当にやることがないので。。。環境が変われば考え方はこうも変わるもんなんですね。

そんなこんなで、この話を職場の同僚に相談したところ

知り合いにキノコの栽培のプロがいるわ

まじかと。こんな偶然あるもんなんかと。

この時点で僕の心の中ではすでに答えが出ていました。

「よし、やろう」

しかし、本来の手順としては、

①現地住民のニーズを調査
②ニーズを満たす活動を考える
③その活動は継続的に行えるか否かの検討
④キノコ栽培ってどうだろう?

こんな感じで踏んでいくべき手順があると思うんですけど、今回の場合は④から始まっており、最重要項目である現地住民のニーズを満たせているかを確認できずにいました。

ここを疎かにすると、全て終えた後に「労力の無駄遣い」かつ「ただのお節介」だったという結果になってしまいボランテイアとして一番避けなければいけない状況に陥ってしまいます。まあでも、動いてみないと何にも始まりません。

とりあえず動いてみてダメならダメでやらなきゃいいや

との考えから見切り発車で実施をほぼ決定。僕は昔からこう。楽観的な性格で、どうにでもなるだろうと思い成り行きで物事を始めることが多い。まあこの選択なんですが、結論から言いますと完全に結果オーライでした。

理由としては

「現地住民のニーズが予想以上に大きかった」ことが挙げられます。

踏むべき順序が逆だったこともあり慌てて、現地住民の「キノコ栽培」へのニーズ調査を行うために村の巡回を行ったり、いけない村には村長に電話で話を聞いてみたりとにかく同僚と共同しやれることをやりました。

そんな中キノコ栽培セミナーの話をすると想像以上に食いつきが良かったんです。

「継続した活動にするため「現地住民の自助努力を促すため」にと参加費用も徴収するという旨を伝えてもなお、

いいね!!行っちゃうわ、いつ??

そういうとてもポジティブな反応が多くありました。また、何でも日本人がキノコ栽培セミナーをやるらしいとの噂は広まり、村を歩いているだけで

キノコセミナーはいつやるんだ??

と僕は見かけるや否や、知らない人からも声をかけてもらえるようになりました。それも結構な人数。厳密な調査ができたかと言えば答えはNOですが、ニーズ・感心は少なからずあるんじゃないかと思うようになりました。

当日のキノコセミナー活動の様子

これが意外や意外の大盛況。多くて最大50人を想定はしていました。同僚と話していて来るって言ってもどうせこない人も多いから、呼べるだけよんでみようということに。まあでもどうせ来ても30人くらいかなーと思っていたのですが

蓋を開けてみれば参加者60人超。開催場所のキャパを悠々とオーバーし用意していた椅子やらお昼ご飯やら何もかも足りず、当日私はセミナー運営の補佐でその辺を走り回っていました。

その結果、セミナー内容を一緒に聞けない、写真がほとんど撮れてないという大失態。笑

当日は以下の流れで開催。

国家斉唱 アカペラver

配属長挨拶JICA

挨拶キノコ栽培方法の説明【理論編】

お昼休憩

キノコ栽培方法の説明【実践編】

こんなんも作って貼ってはみましたが、まあ当然スケジュール通り動くわけもなく。。。でも、なんだかんだで最終的に帳尻を合わしてくるカメルーン人の凄み。当

当日は本当にいろんな人が手伝ってくれました。現地で青年海外協力隊の活動を行っていく際に「同僚以外で、協力してくれる現地の人を探しなさい」とよく言われます。その意味がようやく理解できました。

外から見ていると、誰がリーダー役を担い、誰が精力的に動いてくれているかすぐ分かります。

そういった協力者を何人も発見できたことは今回のセミナー開催での大きな収穫でした。ちなみに、同僚はセミナー当日も堂々遅刻してきたので彼女がいつなんどきも時間を守らないということを知れたのも収穫でしたね(笑)

継続的な活動への仕組

活動を実施して、はい終わり〜後は頑張れ!!それじゃなんの意味もなくてこっからが何より大切。

セミナーを終えていかに地域住民が自分たちの力でキノコ栽培を継続していける仕組みを作ることができるか。兼ねてより同僚と話し合っていました。

仕組みというほど大げさなもんでも無いんですが、簡単に説明させてください!!

キノコ種菌販売を請け負う

キノコ栽培ですが、この種菌がないと栽培することができません。

「自分で作ったらいいやん」

そんな声が聞こえてきそうですが、キノコ種菌を作る技術は中々に難しい。。。カメルーン国内でもこの種菌の栽培技術を知っている人は非常に少なく、購入できる場所も限られています。

その購入できる場所が割と遠く離れたところにあるので、しばらくは配属先が代行で行うことにしました。ゆくゆくは地域住民に販売代行の役割を任せていく予定です。この代行販売がビジネスとして成り立つくらいのキノコ栽培の盛り上がりを夢にみています。

配属先でもキノコ栽培を並行して行う。

空室を使って、配属先でもキノコ栽培を行うことにしました。そうすることで配属先でも栽培知識を蓄えることができます。栽培に関して相談があった時に対応できるように。

また、収穫後販売していくことで、配属先の予算確保にも繋げていきます。この予算を使って肥料の無料配布を行いフォロー体制を整えていきます。

栽培状況の確認

途中で栽培を投げ出したりしていないか?何か問題が起こっていないか?正しい栽培順序を踏めているか等々定期的に巡回していきます。セミナー開催時に、参加者リストを作成し終了後も追えるような状態は作ってあります。また、これで村を巡回する理由ができたのでサボりがちな同僚のケツを叩きやすくもなりました。

終わりに

冒頭でも申し上げたとおり、準備に要した期間は約2ヶ月。その2ヶ月間、準備もそうですが開催の意義について何度も話し合ってきました。

セミナー開催は単なるきっかけ作りであり、地域住民の活動への背中を押してあげるためのもの。JICAに言えばすぐお金を出してもらえると勘違いしないでほしい。自分たちの力だけで今後は活動できるよう計画を立てよう。

これを理解してもらう過程で同僚と言い合いになった回数は数え切れません。しかし、終わってみればなんのその。

これまでこの地域であんなに人が集まったセミナーは無かったよ。やったなぁ!!

と満足げな同僚の様子を見ることができ、少しは仕事のやりがい達成感みたいなものを共有できたかなと思います。まあでもここからが大事。

継続的な活動にしていけるように身を引き締めて取り組んで行きたいと思います。

まるで、ヨシダナギさんが撮影されたかのような圧倒的なボス感を放つ同僚達の写真を共有して終わりにします。

いや、もっと笑えよ(笑)

この記事を書いた人
taka

新卒で食品メーカーに入社。
営業として3年間働き、現在休職中。
2019年7月より青年海外協力隊員(コミュニティ開発)としてカメルーンへ赴任。
特技は鳩の鳴き声。

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