青年海外協力隊員の活動のリアル inカメルーン

協力隊活動

カメルーンに来て、3ヶ月が経ちました。早すぎてビビってます。3ヶ月前までは同期隊員と駒ヶ根訓練所で語学勉強に勤しみ、6ヶ月前はフィリピン・バコロドでワチャワチャしていたのが昨日のことのようです。この調子でいったら、2年間なんてあっという間。

まだ、3ヶ月しか経ってないから大丈夫やん♪

なんて呑気なこと言ってる場合じゃない。JICA事務所に提出する活動報告書を書きながら焦りを感じ始めていました。3ヶ月ごとに提出を義務づけられている報告書ですが、自分の活動を振り返るとてもいい機会になっています。そこで、今回はこれまでの3ヶ月の活動内容について振り返っていきたいなと思います。

協力隊員のカメルーンでの配属先

まずは私の配属先ですが、農業・農村開発省(MINADER)の出先機関である、コミュニティ教育開発センター(CEAC)という機関に勤務しています。カメルーン国内の各エリアに設置されている機関で、私の他にも同機関で活動する青年海外協力隊員が多数います。職種はコミュニティ開発です!!

そんなかでも私の配属先はここンバンコモ!!首都のヤウンデから南西に車で1時間。自然に恵まれた農業の盛んな地域です。ここで栽培された農作物のほとんどは首都ヤウンデで販売されるので、ンバンコモではあまり売られておらず値段も高いです。首都ヤウンデの方が安いっておかしくないですか??(笑)

そして彼女が私のカウンターパート兼おかん。

昼に来てしゃべり倒して帰るのが常で、仕事してる姿はあまり見たことないですが結構頼りになります(笑)やる時はやる女性です。お昼ご飯よく作って持ってきてくれるし、外人だからと高値で商品を自分に売ろうとしてくる人にブチ切れてくれるし、自分で言うのもなんですが、結構いいコンビでやってけそう。

青年海外協力隊員の活動内容(カメルーン)

さて、ここからが本題。先ほど説明しました私の配属先は新規での要請で、現地の人間にとっては私が初めてのJICAボランティアで初めての日本人。これって僕にとっては結構なプレッシャーでした。大半は前任の日本人ボランティアが活動していてある程度受け入れの体制が整っていたりするんです。まあ、前任のボランティアがいるとどうしてもその人と比べられたり、活動を引き継がなきゃいけなかったりで面倒なこともいっぱいあるんでどっちが良いとは一概には言えないんですけど。。。

そんな活動の要請内容は「農家さんの収入向上」。配属先からは、

何やってもいいよ。好きにやってね!!

と言われています。いやでもそれが一番困る(笑)。何やってもいいって言うのが学生の頃から一番ダントツで苦手でした。でもそういう状況でこそ力をが発揮し、俄然やる気が上がるっていう友人が結構いて、とても羨ましく思っていました。

自分には無理、無理

そう思って今まで日本ではやり過ごしてきましたが、ここカメルーンの地に来て奇しくも立ち向かわざるを得ない環境に。。。そういう環境に放り込まれると否が応でも活動は始めないといけないわけで、暇な時間があればいつも「何やろうかなー何できるかなー」と常々今後の活動のことを考えていました。そんな時ふと思い出したのがコミュニティ開発の技術補完研修で学んだこと。同期のコミュニティ開発隊員が開いた自主講座でも触れらていました。

「やりたいこと」「できること」「求められていることこの3つが重なる部分こそが自分の進めるべき活動である。
引用:http://タケダノリヒロ.com/blog/2016/06/16/do_my_best/

いやーそうだったそうだった。この原点に立ち返って考えてみたら結構すっきりしました。自分のやりたくないことやっても気持ち乗らないしできないことはできないし求められてもないことはやらないほうがいいし。。。日本で受けた技術補完研修ですが、なかなか役立っています。ありがとう先生!!(笑)

そんな原点に立ち返り、この3つのことが重なりそうな「新規作物の普及活動」に力を入れてみようかと。まだ走り出したばっかりなのでなんとも言えませんがまずは行動が大事。上手くいかなかったところでそんな大きなダメージはありません。生産〜販売まで一貫してフォローをできる体制をカウンターパートと一緒に整えて、農家さんの収入向上に貢献していきたいなと考えています。栽培が比較的容易かつ、市場売価の高い作物を地域住民と相談しながら選定中ですが、現段階ではこの3本柱で活動展開を検討中!!

キノコ栽培普及活動 (活動中)
ネリカ米の普及活動
モリンガ栽培の普及活動

幸いにも、①キノコ栽培に関しては地域住民からの要望に乗っかる形で活動をスタートさせることができました。地域住民発信の活動ということもあって反応は上々。カウンターパートと話し合いを重ねてなんとかここまで持ってきました。。。今後の予定。

 キノコ栽培セミナーの開催(現地セミナー講師を招待)
 ↓
 キノコ栽培を事務所空きスペースで行い、栽培知識を蓄えながらアフターフォロー体制を整える
 ↓
 収穫後の販売先を斡旋する
 ↓
 継続栽培するためのキノコ種菌販売の仲介 

文字に起こすと簡単やんと思うんですが、ここにたどり着くまでが長かった。。。

青年海外協力隊員あるある【認識のズレ】

まずキノコ栽培セミナーを「何のために」やってどうやって継続した活動にしていくかを話し合いました。正確には話し合えたつもりでいました。しかし、蓋を開けてみると、お互いの認識がズレまくってる。当初、私たちが取り組むキノコ栽培は種菌から製造して行うもんだと私は勝手に思ってました。だからこそ、高いお金を払って講師を呼ぶんもんだと。その認識で話を進めていました。しかし、

いや、キノコの種菌は買ってくるよ。作れる訳ないやん(笑)

うそ〜(笑)、話の流れ的にさ、菌から作る感じやったやん

また、セミナーの開催日程について話し合ってた時のこと。私はもちろん1日のみの開催を考えていました。費用もかさむし内容的には2日かけるようなものではなかったので。しかし、見積もり費用も算出し終え、話し合いも終盤になったタイミングで

セミナーは2日間やるから、会場費、食費、講師のお礼代もはずまないと!!

1日だけでしょ?2日間も無理だよ。え待って、じゃあこの見積もり2日分?。

。。。。。。。。

これはほんの一例で、他にも丁寧に丁寧にすり合わせすることを意識しながら進めてもこれ。言葉も違えば、文化も違う。言わなくても分かってくれてるだろうは通用しませんでした。日本語でやりとりしていても「認識のズレ」がおこるって、訓練所の地域実戦活動で学んだのに(笑)同じことを再度やってしまいました。

話し合いがある程度進んで最終的に、最後の確認作業でカウンターパートの理解を彼女自身の言葉で一つ一つ説明してもらい。ようやく話がつきました。

カメルーンでのお金の問題

お金の問題、これはマジでシビアです。

「カメルーン人はお金の問題に関しては口うるさい」とカメルーンにくる前から先輩隊員、スタッフの人から話は聞いていました。確かに、僕の職場でも今お金に絡んだ問題で大げんかし、2週間まるまる目も合わせない同僚達がいます。笑

今回のセミナーにかかる総費用は約200.000FCFA。日本円に換算すると4万円。これくらいの金額で、地域の収入向上につながる活動を後押しできるなら安いもんって思っちゃう自分がいるんですが、現地の人にとっては結構な大金。僕の同僚の1カ月分の給料より高い。お金の件に関しては、結構な言い合いに発展しました。

うちの事務所お金ないから、そっちで全部払って

いや、全部は無理だよ。てか、お金払うためにここにきてるわけちゃうから。

え?そうなの??じゃあなんで来たの??」

まあ最後の文章は実際には言ってないんですが、もう完全に顔がそう言ってまし(笑)まぁ今までの僕ならメンタル崩壊で一発KOですよね。しかし、3年間という短い間ではありますが、社会の荒波に揉まれてきたおかげもあり寸前のところで耐えました。しかし、ここでカウンターパートが他の同僚を呼びつけ

takaがこう言ってんだけど、あんたらどう思う

taka、それはお前が間違ってる

いやマジでかと。何しろ3対1で全否定。

なんか自分=お金として見られてる感じがして、それが本当に嫌で,必死になりながら説明しました。

「主役はあんたら。少しでもそっちの費用負担を考えて!!全部こっちが払うならこの活動は止め‼︎人からもらったお金でやっても長続きしないでしょ!」

それでも納得してもらえず言い合いしてるところを、別の同僚が割って入ってなんとかが場が治りました。いや結構な衝突でしたこれは。

なんで分かってもらえないんだとヒートアップし過ぎて、もうちょっと目ウルウルしてましたからね自分。最近その時のことを同僚にいじられてます(笑)。でも結果的にここでしっかり話ができたから、僕がJICAボランティアとしてここにきている意義を分かってもらうことができました。

最終的には、費用をセミナーに参加する住民から定額を徴収する。そして、配属先からも費用を捻出してもらうという形で話がつきました。これからもこういう話し合いの場を持たないといけないと考えると先が思いやられます。お金って怖い。

終わりに

まあそんなこんなで、来月キノコ栽培のセミナーを開催予定です。当日の進行はカウンターパートに任せてあります。

takaの上司呼ぼうよ。私たちの最初の取り組みを見せてあげたい!!

ほほう。ケツを叩いて叩いてようやくここまでの活動に漕ぎ付けたのにどの口が言っとんねんと思いましたが、憎めないんですよね〜笑。いつも彼女の周りには人が寄ってくる。そんな人当たりの良さは彼女の最大の強みでもあるなと最近思っています。計画が進むのが遅すぎて、かなりイライラしてたけど現地の人達のペースに合わせることが苦ではなくなってきた3ヶ月目。むしろそれが心地よくなってきてしまっている3ヶ月目。元気にやってます。また次回活動報告提出時にこのような記事を更新したいなーと思います。

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